私縁の地から帰り道、房総特急の車窓から見ることの出来た鉄塔について取り上げておきます。内房線沿線は火力発電所が多いので、そこから出発する大型送電線の鉄塔を見ることが出来ます。千葉県の火力発電所からの500kv送電線で、線名の確認は出来ないので申し訳ありませんが、おそらく、新富津線か新袖ヶ浦線だと思われます。

紅白鉄塔は碍子は2連、鋼管鉄塔で中心にはエレベータが付いています。
直角に折れ曲がる電線路
ほぼ、直角に電線路を曲げます。

新木更津線・新袖ヶ浦線とも、一旦変電所を経由し、新袖ヶ浦線として新佐原変電所まで北上しています。そこからは500kv線は印西線と新佐原線で各地へと結ばれています。
姉ヶ崎火力線
275kv送電線であり、1.2L線と3.4L線で房総変電所まで結びます。

房総変電所からは、500kvに昇圧し、房総線で送り出していますが、残りは北千葉線で275kvのままで送電します。行き着くところはともに新京葉変電所です。その先は500kvは新京葉線、275kvは東京東線となります。なお、北千葉線の一部は元々千葉火力超高圧線(東京東線・北線・中線を含む)の一部であり、東電の送電線路の地図にその面影があります。
千葉中央線
154kv線を共架しており、この部分はV字耐長ミックス型です。

千葉火力発電所から、千葉火力線で送り出し、千葉中央変電所へ一旦入り、そこから千葉中央線で送り出しています。紅白鉄塔の隣にはドナウ型の66kv送電線鉄塔があります。この先は北千葉線に接続されます。
千葉中央線は最初、千葉火力超高圧線として埼玉県の中東京変電所へ至る送電線として建設されています。したがって、現在の北千葉線の一部も元々はそうだったわけです。電力増強による建て替え区間が新京葉変電所以南では極めて早く、現在、北千葉線の区間は原型鉄塔は皆無、また千葉火力線・千葉中央線にしても1980年代までは原型鉄塔が残っていたようですが、この区間も原型鉄塔は皆無になっています。
なお、北千葉線からは、北総線(2導体)、花見川線(4導体)が分岐しています(北千葉線は2導体)。
千葉県・内房線の特急車窓から:2003/5/18